【鬼才集合!!】Queenのボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)あれこれ

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【鬼才集合!!】Queenのボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)あれこれ

イギリスのロックバンド、Queenを描き日本を含め全世界で大ヒットしている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。日本の映画観客動員数は2018年11月9日に公開されてから、12月25日までの累計動員474万人、累計興行収入65億円と近年稀にみる大ヒットとなっている。テレビや新聞、WEBメディアなどで連日Queenの特集が何度も実施されているし、その一端を垣間見た方も多いのでは。

今回はこの伝記映画に焦点を当てたいわけではなく、ただ単に、名ヴォーカリストFreddie Mercuryのペンによる不朽の名作としての『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』の魅力に吸い寄せられたカバー集を見て回ろう、という趣旨です。

そもそもの曲を知らない、という方はこちらから。

1975年11月にリリースされた『A NIGHT AT THE OPERA / オペラ座の夜』
Queenの代表的なアルバムのひとつであり、本国イギリスで初めてチャート1位を記録したアルバム。当時のイギリスのポピュラー・ミュージック史上、最高の制作費がかかったといわれているようですが、確かにオペラチックに多重録音で声を重ねていく手法、様々な特殊楽器、その他もろもろ荘厳な作りになっています。

『A NIGHT AT THE OPERA / オペラ座の夜』

その中で、当時にしてはめちゃくちゃ長い5分55秒のシングルカット『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』。
曲の構成は冒頭から順に(1)アカペラ、(2)バラード、(3)オペラ、(4)ハードロック、(5)バラードと目まぐるしい展開ですが、逆にこれが猛烈に美しく、もはやクラシックの様式美にも通じるところがあります。

当然、ロックギタリストは名手Brian Mayのギターソロを含めてこの曲をギターだけでオペラチックに奏でたいと思うのか、現代の名手が集結してトライしています。

ココに参加しているギタリストは、左側からNuno Bettencourt(Extreme)、Zakk Wylde(Ozzy Osbourne band)、 Steve Vai、Yngwie Malmsteen、そしてTosin Abasiの順。
このうちSteve VaiとYngwie Malmsteenは過去にもパガニーニやクラシックに触発された鬼才として紹介しています。

【クラシックの奇才がロックの鬼才を呼ぶ?】パガニーニによるギターバトル(Steve Vai)

→ ヘヴィメタルにまで革命的インスパイアを与えたパガニーニという奇才(Yngwie Malmsteen)

まさかこの二人が並んでギターを弾くことになるとはねぇ。感無量です。

そして、そんなロックな名曲をクラシック勢が調理した結果がどうなるか?
リズム感、スウィングという点で、例え同じ音を奏でていても何となくもっさりした仕上がりになることが一般的な中では、下記は相当高レベルなクオリティで仕上げてきています。

チェロが良い音色である以上に、ファーストバイオリンが存分にロックしていて、タイム感含めてステキな仕上がりです。

まぁ、なんだかんだ言って原曲がイチバンという方もおられるでしょうが、リリースから40数年たっても皆が曲の魅力に吸い寄せられていく様は本当に凄いとしか言いようがありません。

まずは自分がQueenを知るきっかけとなった『Greatest Hit I & II』を聴き返してみますかね。

ええ曲やわ。
それではまた次回。

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