REPIN, Vadim / ヴァディム・レーピン ~ 21世紀を代表するヴィルトゥオーゾ

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ヴァディム・ヴィクトロヴィチ・レーピン(Vadim Viktorovitch Repin、1971年8月31日 – )はロシアのヴァイオリニスト。
シベリア西部のノヴォシビルスク出身。少年時代にザハール・ブロンに師事。11歳でヴィエニャフスキ・コンクール優勝、モスクワとサンクトペテルブルクでリサイタル・デビュー。1985年には14歳にして東京、ミュンヘン、ベルリン、ヘルシンキ、翌年にはカーネギーホールにデビューしている。そしてさらに2年後、17歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝している。ヴァイオリンから豊かな音色のパレットを創り上げる驚くべき才能、眼も眩むばかりのテクニック、そして詩的で繊細な音楽性、世界中の聴衆を魅了してやまない真のヴィルトゥオーゾ、とされる。

個人的には、演奏技術は全く完璧であり、かつ「俺様」的な演奏にかけては天下一品を誇る。悪く言ってしまえばエゴの塊というか、エゴ丸出しの演奏だけれども、逆に言えば男性的な演奏を繰り広げられる数少ないヴァイオリニスト。
ゲルギエフと録音したチャイコフスキーのコンチェルトなど、今までに無いほど完璧な仕上がり。ここまでやられればもうどうにでもしてくれて構わないとも思わせる。

(使用楽器)
1733年製ストラディヴァリウス「ロード」

 

(追記)
ボリショイバレエのプリンシパルであるスヴェトラーナ・ザハーロワと結婚、『バレエとヴァイオリンの競演』と言うことで昨今、日本ではサン・サーンスの『動物の謝肉祭』より「瀕死の白鳥」、グラズノフの『ライモンダ』より「グランアダージョ」あたりを夫婦で演奏している。ザハーロワの圧倒的な踊りに惹き込まれてしまうが、裏で奏でるレーピンのヴァイオリンも若干やっつけではあるけれども、例えば「瀕死の白鳥」なんて本来この曲がチェロ独奏用であることを忘れてしまうくらいに美しい出来。
こういう小品を抜群のセンスで弾きこなせてしまうようになると、まさに大家という存在になっているのだなぁ、と思う今日この頃です。
(2018.1.1)

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