YASUNAGA, Toru / 安永徹 ~ 黄金時代のベルリンフィルを支えた名コンマス

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安永徹(やすなが とおる、1951年11月14日 – )は、福岡県福岡市出身のヴァイオリニスト。1977年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、1983年より2009年まで25年間同楽団の第一コンサートマスターを務める。
一般団員からのコンサートマスター昇格は同団初。

「定年の65歳までいたら、その後にエネルギーが残らない」として定年まで8年を残してコンサートマスターを引退、日本に居を移す。

1983年といえばカラヤンやベームといった多くの巨匠が最後の華を咲かせていた時期。
まさにコンマスオーディションはカラヤンも同席のもと実施されたそうで、オーディションに合格しても1年半の試用期間があり、その後の会議で三分の二以上の得票数を獲得して、初めて就任となる厳しいコース。
試験ではモーツァルトと自分の好きなコンツェルト、さらにコンマスが弾かねばならないソロ曲をカラヤンが選び、出題されたらしい。1970年代のベルリンフィル黄金時代に入団しており、あのスーパースター揃いの桶はどんな音がしていたのだろうと思うとゾクゾクする。
TVで何度も見ていたが、ライブで見たのはベルリンカンマーゾリスデンの演奏会で、もう定年退職してしまったヴィオラのヴォルフラム・クリストの凄い演奏や、ルートウィッヒ・クワントのスポーツ刈りなのに優雅な爆音チェロ、といった暴れ馬達をまとめる役目を負った優秀な指揮官としての姿であった。
才能の塊、というよりはたゆまない努力と根性の塊、という演奏家。
どちらかと言えばロマン派系統の音楽を得意とするように見受けられる。
やさしい音色。人となりが音に表れるから音楽って怖いですな。

 

YASUNAGA, Toru / 安永徹 ~ 黄金時代のベルリンフィルを支えた名コンマス” への1件のコメント

  1. […] あの帝王ヘルベルト・フォン・カラヤン率いるベルリンフィルハーモニー管弦楽団の黄金時代を長く支えたの第一コンサートマスターといえば、ミシェル・シュヴァルベ(Michel Schwalbé)、トーマス・ブランディス(Thomas Brandis)、そしてレオン・シュピーラー(Leon Spierer)の3人が非常に印象深く、圧倒的なリーダーシップでカラヤンにも引けを取らない堂々とした出で立ちでオケを引っ張る姿に往時の勢いを感じさせます。80年代に入ってから以降の安永徹、ダニエル・スタブラヴァ(Daniel Stabrawa)もまた、その時代の名残や薫りを感じることが出来てステキですよね。 […]

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