【木材図鑑】吸い込まれそうな杢目より魅力的?メイプルシロップのまとめ(商品紹介はしませんw)

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あらかじめお断りしておきます。
ヴァイオリンや音楽を扱うサイトなのに、なにゆえにメイプルシロップ?
そう、これは完全に昨日のタイトルに引っ掛けてついつい思いついちゃったものなのです。

ということで、当サイトの主旨とは「全く関係が無い」のです。
すいません。もっと言うとカテゴリーの「木材図鑑」ともリンクしません。まったく。

でも書きたかったんだもん。今朝も朝ごはんのパンに塗るならハチミツか?メープルシロップか?はたまたオリゴ糖か?ってことで議論を交わしたばかりですもの。

 

『メープルシロップとは?』

メープルシロップ (maple syrup) は、サトウカエデなどの樹液を濃縮した甘味料。独特の風味があり、ホットケーキやワッフルにかけたり、菓子の原料として用いられる。
常温で固体状になるまで濃縮されたものはメープルシュガー (maple sugar) と呼ばれる。メープルシロップを加熱濃縮後、急冷しつつ撹拌しクリーム(バター)状にしたものはメープルバター (maple butter) と言う。
~Wikipedia~

ここで昨日のおさらい。
サトウカエデとは英名シュガーメイプル(Sugar Maple)のこと。
ハードメイプル(Hard Maple)でありアメリカおよびカナダに広く分布する樹種でしたよね。そしてこのハードメイプルのヘンテコ変種からバーズアイメイプル(Bird’s eye Maple)が採れることがある、と。

詳しくはこちらを参照。
→【木材図鑑】メイプルシロップより魅力的?吸い込まれそうな杢目を持つメイプル

このシュガーメイプルの原生林が広がり、そして夏は暑く、冬はマイナス30℃にもなるほど厳しい寒さとなるエリアがこのメイプルシロップの名産地として知られています。

その名をカナダ連邦において、唯一フランス語が公用語の州、ケベック(Québec)。
州都はケベックシティ(Québec city)ですがカナダ最大の街、オンタリオ州の州都トロント(Toronto)について2番目に大きいモントリオール(Montreal)がある州ですね。

カナダは世界のメイプルシロップの78%、2016年は約7万3,000トンを生産しており、ケベック州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州の4つの州でメインの生産地ですが、中でもケベック州は世界最大の生産地なのですな(シェアはなんと72%)。

ネタ元は「ケベック・メープル製品生産者協会」(http://www.pure-maple.com/info/)から。

 

カナダNo.1 ゴールデン/デリケートテイスト エキストラライト(Extra Light)


最も採取の時期が早い樹液で作られるのがカナダNo.1に分類される「エキストラライト」です。淡い色調、やわらかくデリケートな風味が特徴で、口の中に甘さが残りません。主に料理やパン、お菓子にそのままかけて使われます。

カナダNo.1 アンバー/リッチテイスト ライト(Light)


エキストラライトの後に採取される樹液から作られるのが、カナダNo.1に分類される「ライト」です。色調は薄く、味わいはやわらかで繊細です。エキストラライトと同様、主に料理やパン、お菓子などにそのままかけて使われています。

カナダNo.1 アンバー/リッチテイスト ミディアム(Medium)


ライトより採取時期が遅いのがカナダNo.1に分類される「ミディアム」です。市場で一番多くみられるタイプで、美しい琥珀色で味わいがあります。エキストラライト、ライトよりメープル独特の風味が増し、様々な料理やパン、お菓子に適しています。
マーケットで売っているメープルシロップではこれがいちばん流通しています。

 

カナダNo.2 ダーク/ロバストテイスト アンバー(Amber


ミディアムより更に時期が進むと、琥珀色とメープル独特の風味が濃くなり、カナダNo.2に分類される「アンバー」となります。メープルの独特の風味が増すので肉や魚料理に適しています。

 

カナダNo.2 ベリーダーク/ストロングテイスト ダーク(Dark)


採取時期の最後に採取された樹液からつくられるのが、カナダNo.2に分類される「ダーク」です。カナダでは主に食品加工用として使われています。また、ダーク以外のグレードの色調でも、若芽などの匂いのあるものはカナダNo.2に分類されます。

上白糖やハチミツに比べて栄養価が高いのにエネルギーや炭水化物が低め、というのも健康志向と低カロリーの時代にはウケているのかもしれません。
特にミネラル分では、日本人に不足しがちなカルシウムやマグネシウム、たんぱく質や糖質の代謝に不可欠な亜鉛、余分なナトリウム(塩分)を排出するカリウムといった注目のミネラルをバランスよく含んでいます。
さらに様々なビタミン、アミノ酸、たんぱく質、有機質、ポリフェノールも含まれていて、他の一般的な甘味料に比べるとビタミン、ミネラルの含有量が高く、かつ煮詰める過程で殺菌され、着色料や添加物を含まない100%自然食品なので乳幼児に与えても安全というのが一つのポイント。

ま、個人的にはハチミツのえぐみも含めて好きなんすけどね。

 

『どうやって採るのさ、このメイプルシロップ』

んでもって、このメイプルシロップ。
要はコレ、冬の間は採れない、というか寒い冬の為に蓄えた糖分を我々は味わっているのですね。
メイプルは、夏の間に樹木の内部に蓄えたでんぷんを糖分に変えて、冬に備えます。
冬が明けて雪解けが進む頃、その時期特有の寒暖差によって、樹木は、夜間に土壌からミネラルたっぷりの水分を吸い上げた際に糖分をわずかに含んだ樹液“メイプルウォーター(Maple Water)”を生み出します。そして、このメイプルウォーターが出てくるのはわずか10日から20日ほどの現象という限られた時間なのですね。

だから、さぁ大変。

この時期を迎える前、メイプルウォーターを採取するために、生産者たちは、樹木の太さ、健康状態、成長などを考慮しながら、1カ所~4カ所の採取口を取り付けてメイプルシロップ(正しくはメイプルウォーター)の採取に奔走する訳です。

このメイプルウォーターを煮詰めて濾過したものが、メイプルシロップとなるのですね。だいたい1本のシュガーメイプルから約40リットル以上採取でき(なんと!)、1リットルくらいになるまで煮詰めて出来上がります。


細かく言うとメイプルウォーターは、糖度約3%の透明でさらさらとした水のような液体であり、それを高温で時間をかけて、糖度66%になるまで煮詰め、ろ過して不純物を取り除くと、メイプルシロップの完成、というワケですね。

これってカナダにイギリスやフランスの入植者が来る前から原住民の間ではメイプルウォーターが甘くて栄養価が高いもの、として知られていたことに端を発しています。この採取方法は昔から大して変わっていないらしいです。
確かにバケツで採取するのがゴム管に代わっているくらいなんでしょうかね。

 

『ガブ飲みすればそりゃ病気にもなるよ』

このメイプルシロップ、動物に由来しないという点からハチミツを敬遠しているガチガチのベジタリアンなんかにもウケが良い食材のひとつです。マクロビオティクスとかヴィーガン対応の食材ショップなんかでも取り扱われている健康食品なのですね。まぁ煮詰めてあるのでローフード対応ではないですが。

“アメリカ・ロードアイランド大学は、メープルシロップに含まれている63種類ものポリフェノールを特定しました。一方、東京大学大学院の研究チームは世界で初めてメープルシロップには肝臓保護効果があることを、また肥満を抑制する可能性があることを確認しました”
「ケベック・メープル製品生産者協会」(http://www.pure-maple.com/info/)

まぁ、多糖類だし、分解はしにくいでしょう。
GI値は73らしいですが(GI値とは、血糖値の度合いを示す指標で糖尿病の方や、ダイエット中の方は、血糖の上昇が緩やかな、GI値の低い食べ物を選んで食べるのが良い)。

っても、がぶ飲みはイカンぜよ。がぶ飲みは。ウマいけど。

 

『ラベルが英語で分からん』

純粋なカナダ産メイプルシロップは、ボトルに原産国「カナダ」、原材料名「カエデ樹液」「メープルシロップ」「楓糖液」などと記載されています。100%ピュアな製品である場合、英語・フランス語で「PURE・PUR」とあるはずなので、これをさがしましょ。

ネットで検索すると『クリアリーズ メープルシロップNo.1ライト』がオススメと書いてあるサイトが多め。これはTBSの『マツコの知らない世界』のなかで、2015年最初の放送1月6日の【新春マツコ食べまくり!超2時間スペシャル】の3つのテーマのうち『マツコの知らないパンケーキの世界』で取り上げられたから。

自分はまだ試していないので何も言えないけれど、ライトだとちゃんとメイプルっぽさが主張しつつも口当たりがよい感じなのかな、と思います。
個人的にはダーク/ストロングテイストにチャレンジしてみたいところです。
なかなか、街中では見つからんのですが。

ということでまた次回。

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