【ゴシップ誌が泣いてよろこぶ】クラシック音楽家のゴシップ偉人列伝

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12月2~3日のネットニュースで駆け巡っちゃいましたね。レヴァイン。

Met Opera Suspends James Levine After New Sexual Abuse Accusations

“The Metropolitan Opera suspended James Levine, its revered conductor and former music director, on Sunday after three men came forward with accusations that Mr. Levine sexually abused them decades ago, when the men were teenagers.
Peter Gelb, the general manager of the Met, announced that the company was suspending its four-decade relationship with Mr. Levine, 74, and canceling his upcoming conducting engagements after learning from The New York Times on Sunday about the accounts of the three men, who described a series of similar sexual encounters beginning in the late 1960s. The Met has also asked an outside law firm to investigate Mr. Levine’s behavior. “

『米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)は3日、1960年代後半から不適切な性的行為を繰り返していた疑惑が浮上した同歌劇場の名誉音楽監督を務める著名指揮者、ジェームズ・レバイン氏(74)について、今季のプログラムから外すと明らかにした』

日本語訳はだいたい上記でアナウンスされてます。
「レバイン」じゃなくて「レヴァイン」な、っていうツッコミが各方面で入っていますが修正は今のところ入っていないみたいです。

 

『音楽と性癖はベツモノ』

古くからこの伝統芸術の世界は完成された芸術ばかりに目が向くがゆえに、それを生み出す人たちの営みはぶっちゃけ目を瞑ってきました。即ち生み出された作品の価値は、音楽家の性癖や行いとは別物という、切り分けた考えが成立してるわけです。

歴代の作曲家たちは、そのズバ抜けた頭脳と引き換えに(かどうか知りませんが)基本的な常識が欠如している方も数多く、奇行の類は当たり前、異質な趣味を楽しんだり、それはもう現代に存在していれば完全にアウトなやつも多々あります。
まぁ、普通に超ウルトラ女好きだったり、同性愛者だったり、ロリコンだったり、やはり時代の最先端を数世紀前から走っていたわけですね。
それがあったからこそ(奇行が過ぎれば芸術的になれると言っている訳ではないですが)、聴いている人を別世界に連れて行ってくれるような音楽を生み出すことが出来たのだろうし、それを否定するべくもありません。

作曲家でアルファベット順にあげつらえば、

ブルックナー:ロリコンでアル中で、かつ中々決断しない。
ベートーベン:偏執狂かつ晩年は小汚いを通り越して浮浪者として逮捕も。
ショパン  :妄想癖満点&自意識過剰
ドビュッシー:超女好き
サティ   :完全おちょくり傾向 
リスト   :スーパーウルトラ女好き
モーツァルト:スカトロ趣味&ギャンブラー(弱)
ムソルグスキー:完全アル中
パガニーニ :さすらいのギャンブラー
ラヴェル  :超神経質&潔癖症
シューベルト:超神経質&破滅的
シューマン :超神経質&妄想癖
チャイコフスキー:同性愛者なのに女性と結婚して逃げ出す
ワーグナー :超女好き&ウルトラ浪費家、借金踏み倒しまくり

指揮者だってスゴイ。
世の中の名指揮者と呼ばれる方々も性的には倒錯した方々がズラリと揃います。
だから「レバイン」はOKという気はさらさらないけれど、まあ要はそういう世界も広大にあるんですね、、、ということですな。

 

『そんな中で至って普通のオヤジ、ドボルザーク』

言い伝えではありますが、仕事(作曲)を終えて、夕方には犬の散歩を欠かさず、酒場で軽く引っかけてから帰宅するという、典型的な良いオヤジ道を邁進していた、というあたり、上述の先輩作曲家たちの偉業からはかけ離れたパンピーぶり。

そんなドボルザーク先生ですが、すべてが一般ピーポー並みであったかと言えば、やはり異常なまでの鉄ちゃんぶりが2ch界隈では明らかにされております。

・毎日の様に最寄りの駅に通いつめ、電車を見学していた。おかげで、地元の駅の時刻表を全て暗記していた。
・鉄道が遅延した時は、何故か駅員に代わってお客に陳謝していた(なんでやw)。
・日課だった駅見学が仕事によりできない時は、自分の弟子であり娘の恋人であるヨーゼフ・スークに様子を見に行かせていた。
・ある日新しい機関車がデビューするという話をドボルザークが聞きつけて、スークに製造番号を確認させに行かせた。しかし、鉄ちゃんではなかったスークは間違った番号を調べて報告した為、ドボルザークは激高。
・愛娘に「こんな基本もわからない男とお前は結婚するつもりか!」と本気で怒った。
・職業柄非常に音感が優れていたので、何となく聞いていた鉄道の通過音から異音を聞き分けて車両の異常を発見し、故障による事故を防いだ事もある。
・鉄道好きはどんどんエスカレートし、ついには「機関車が発明できるのなら、自分の作曲した作品は全て捨てても良い」という問題発言をして物議を醸し出した。

ヨーゼフ・スークは1898年にドボルザークの娘オティーリエと無事結婚できましたし、この結婚していなければ、スークの孫でありチェコの至宝、ヴァイオリニストのヨーゼフ・スークは生まれていなかったので、なんだかんだ基本は最終的に押さえた、と言うことなのでしょう。

えーと、今日のテーマはなんでしたっけ。

ということで、また次回。

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