演奏中に大コケしないためのごまかしアクション~ダークサイドの現場から~

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演奏中にサプライズはつきもの。
ハッと気づいたら2ページめくっていたとか、ひぃひぃ言いながら数えてたら開始点が1小節ずれてたとか、ふとした瞬間に寝てたとか、へ?って自らツッコみたくなる臨時記号の付け間違い、ほほぅ、と他のパートのソロに聴き惚れていたら落ちたり。
そんな可愛いミス以外にも、思いっきり外したり、曲が止まったりという大事故もサプライズのひとつですが、そもそもそんな大事故に至るまで正々堂々と曲と対峙してよいのか?それよりも全体最適から局地戦は諦めても良いんじゃないか?なーんていう悪魔の囁きに魂を奪われた、フォースでいうならダークサイドのアクション集です。

May the Force be with you!,May the force be with you…
「フォースと共にあらんことを」

1)カスミッシモボウイング
『アクションはff(フォルテッシモ)級なのに全然音がしないマジック』
・右手は一切プレスせず、ひたすらスピードの速いボウイングを心掛ける。また右手は若干浮かせて、右人差し指は一切力を入れない。
・左手はちゃんとフィンガリングをしない(フラジオレットのように浮かせて押さえる)。いわゆる人工ミュート状態。

これにより汗だくの熱演をしながらにして一切音の出ないトーキー映画級の演奏が可能になる。いずれにしても「これがオレの音楽だ!!」というドヤ顔での演奏アクションが求められるゆえ、鋼鉄の意思と、ハートの強さが求められる。

2)ガン落ち復帰作戦
『思いっきり落ちた時などの緊急復旧の方法論について』
・「落ちました」という顔サインをあらかじめ決めて回りに人にシェアしておきましょう。その上でガイドしてもらいましょう。
・もしくは「いまどこ?」と軽く聞いちゃうのもOKかと思います。

「落ちる」というのは寝に落ちる、とかそう言うことではなく、「あれ?オレ今どこ弾いているんだっけ?」と言うように、今どこを弾いているのか分からなくなることを指します。

こうなったら自力での復旧は難しく、他力本願で助けを求めるほかないのです。

3)完全ダークサイドの睨み
『異音奇音を発生した時の対処方法』
・異音、奇音の類は自らが発信したんじゃない、という姿勢を見せる。
・その上で「隣のプルト」を睨む。ついでに「溜息」もついちゃう。

もうこれぞミスのなすりつけ、責任転嫁、悪の所業です。
ダークサイドレベルでいうならシスの暗黒卿と言う他ありませんw。

ま、こんな事にならぬように日々練習を重ね、精進をしていくのです。

良い子は絶対マネしてはいけません。またあくまで噂話をヒアリングしただけですので、実際に実施されているかどうか、これは神のみぞ知る、でありますw。

 

 

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