【鈴木バイオリン指導曲集/スズキメソッド】第6巻~ヘンデル ヴァイオリンソナタ第4番 二長調~

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『ヴァイオリンソナタ 第4番 二長調 HWV.371』by Georg Friedrich Händel

「バッハと同い年でありながらぶっちぎりの人気度を誇ったヘンデル」という話題は過去取りあげてきましたが、これぞ!という曲に出会えていないような気がするのは気のせいかな、と練習しているときは良く思ったものです。

→『ヴァイオリンソナタ 第2番ト短調 HWV.368』by Georg Friedrich Händel
→『ヴァイオリンソナタ 第3番 ヘ長調 HWV.370』by Georg Friedrich Händel

今までに、「あ、これはいいかも」という薫りがあったのはヴァイオリンソナタ第3番の2楽章あたりかな?という感じでしたが、この第4番は数多くのヴァイオリニストも演奏会のレパートリーに加える名曲のひとつとなっています。

ヘンデルのソナタにこの3人の演奏家をご紹介するのは定番として。

①ヨゼフ・スーク(Josef Suk)

②アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)

③ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng)

個人的にステキだなぁ、ってちょっとじーんと来てしまった演奏は、実は下記Youtubeから。

日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスター木野雅之氏とピアニスト平沢匡朗氏(洗足学園音楽大学講師)が、岩手県大船渡市の三陸鉄道南リアス線運行部車両基地で慈善コンサートを開催。木野氏は大の鉄道ファンで、三鉄ファンクラブ会員であることが縁だそう。この南リアス線はこのコンサート当時は東日本大震災により全線で運休していて。画後段に映る貨車は隣を走る岩手開発鉄道の車両(こちらも運休中だったそう)。

この南リアス線は、岩手県大船渡市の盛駅と釜石市の釜石駅を結ぶ三陸鉄道の鉄道路線でして、日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線であった盛線(さかりせん)と日本鉄道建設公団建設線を引継いで開業してます。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生以来全線が不通になっていたのですが、2013年4月3日に盛(さかり)~吉浜間が運行を再開し、2014年4月5日に吉浜~釜石間の運行を再開しています(ヨカッタヨカッタ)。

ちなみにNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で有名になった三陸鉄道は北リアス線(きたリアスせん)。岩手県宮古市の宮古駅と久慈市の久慈駅とを結ぶ三陸鉄道の鉄道路線でございまして南リアス線とは異なるのでございます。
ちなみに説明をしておきますと、社会の時間で習ったリアス式海岸を縦走するのがこの三陸鉄道ですが、実のところ2つに分断されています。
南リアス線が盛から釜石まで北上したのち、釜石から久慈まではJR山田線が繋いでいるのです。そして久慈から宮古までを北リアス線が走る、とこういう構図になっているワケ。

この三陸鉄道株式会社は、2014年4月に東日本大震災津波の被害から全線が運行再開しました。そして2019年には、JRから山田線(宮古~釜石間)の経営が移され、総延長163kmの日本一長い第三セクター鉄道になる予定なんだそうですが、まぁ岩手県のリアス式海岸エリアはもともと過疎化が進んだエリア。かつJR山田線あたりはホント人がいなくて昔から大変だったところ。それだけに三陸鉄道も必死。

木野正之氏が「三鉄ファンクラブ会員」となっているように、ファンクラブ募集しております。
http://www.sanrikutetsudou.com/?page_id=28

ま、そんな感じでまた次回。

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